kiso_I_1_E_d_リンパ系

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リンパ系の説明ができる。
Isamu Konishi
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Isamu Konishi
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Resource summary

Page 1

<ねらい> リンパ系の説明ができる。(リンパ球については生理学で) リンパ 毛細血管から組織の中へ滲出した体液を組織液または広義のリンパ(lymph)という。 リンパ系 リンパ系(lymphatic system)は、毛細リンパ管、リンパ管、リンパ節(lymph node)、リンパ本幹、リンパ性(系)器官からなる。 リンパ管 リンパの一部は再び毛細血管に戻り、残りの一部は毛細リンパ管に入り、それが合流してリンパ管(lymphatic vessel)となる。 リンパ管の特徴 リンパ系では心臓のような駆動装置がないので、リンパ管には弁がきわめてよく発達している。 リンパ節 リンパ節はリンパ管の途中にあり、内臓器官の血管入出部に局所的集団をつくり、付近の一定部位からリンパを集める所属リンパ節を形成する。 リンパ節は細網組織からなる。 リンパ本幹 全身からのリンパは左右のリンパ本幹を介して最終的に左右の静脈角で静脈に注ぐ。 右上半身(右胸郭、右頭部、右上肢)のリンパは右リンパ本幹に流入した後、右の鎖骨下静脈と右内頚静脈の合流部である右静脈角に流入する。 リンパ系から静脈への流入部には弁があり、血液の逆流を防いでいる。 胸管 両側下半身のリンパが流入する腸リンパ本幹と左右の腰リンパ本幹は1本の胸管(thoracic duct)となり、左頚リンパ本幹および左鎖骨下リンパ本幹と合流して左静脈角へ流入する。 つまり、胸管は下半身と左上半身、両側下肢、腹壁、骨盤壁、骨盤内臓、腹腔内臓、左胸郭部、左肺、心臓左半などからのリンパを集める。 腹部消化器のリンパ流は胸管に注ぐ。 胸管の長さは約35~40 cmである。 胸管の全長にわたって多数の弁がある。 胸管は、横隔膜の大動脈裂孔を通って胸腔中に入る。 胸管は、食道の後方を脊柱の右前方に沿って胸大動脈と奇静脈との間を上行し、(   第5胸椎  )の前面で左方に曲がって弓状をなし左静脈角に流入する。 乳糜と乳糜槽 腸管由来のリンパ液を乳糜(ビ)(chyle)という。 両側の左右腰リンパ本幹と腸リンパ本幹が第2腰椎の高さで合流し、その部が拡大して乳ビ槽をなし、胸管の始まりとなる。 リンパ性(系)器官 リンパ性(系)器官には、脾臓(spleen)、胸腺、扁桃、パイエル板がある。

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